ある日少年は夢を見た 果てしない夢を

この広い世界の向こうには何があるのか

ある日少年は聞いた 旅人の歌を

この広い世界の向こうには 浪漫が待ってると

でも少年の父親は 旅人の生き方をあざ笑う

でも少年の母親は 儚い夢だとたしなめる

生きる意味をください 死にゆく意味をください

愛する意味をください

それが嘘でもいい



少年の夢は遠い青空の下

まだ見ぬ人の住む町 雄々しきケモノの群れ

少年は貯めた小遣いでナイフを買った

旅人の歌と語らいで地図をもらった

もしも明日、風が吹いたら 少年は旅に出るだろう

もし今夜、星が輝けば 君は旅に出るだろう

生きる意味を探そう 死にゆく意味を探そう

愛する意味を探そう

君自身の手で


少年の決意に父は黙った 少年の瞳に母は嘆いた

父は少年に靴を買った 遠くへ歩けるように

母は少年にパンを焼いた ひもじくないように

振り向かず旅立ちなさい おまえは私の子だから

くじけずに歩きなさい お前は強い子だから

そして少年は旅立つ 果てしない時の彼方へ

そして少年は旅立つ 幻の夢

そして少年は大人になり 生きる意味を見つける

そして少年は詠う 幼き日の歌

今もうたい続ける その身の朽ちる時まで

心の老いる事なき 永遠の少年

ららら・・・・

ららら・・・

生きる意味をください 死にゆく意味をください

愛する意味をください

永遠の少年

生きる意味をください 死にゆく意味をください

愛する意味をください

「永遠の、少年」

ららら・・・・

ららら・・・