命みぢかけれど 旅はまだ終わらない

優しい瞳の君に魅入られてみたくて

命みぢかけれど 旅はまだ終わらない

妖しい瞳の青年に 魅入られて見たくて

闇夜に怯えながら 優しい胸につつまれる

幼いころからか そんな日々に憧れて

今宵は紅い月の夜 踊り明かせと星が言う

渡る風一夜の夢


月明かりに日を灯し 踊る旅の仲間たち

旅人の一日は夜から始まるのだろう

寄り添う肩越しに 伝わるあなたのぬくもり

胸に抱きしめて 命の意味を伝える

甘い歌声響かせて踊る炎の向こう側

あなたの瞳に夢を見た


人生の思い出を胸に抱いて眠る時

夢うつつの風の中 あの歌声が聞こえる

忘れられぬその人の その手を握り締めた時

命の果てしない移り代わりを信じた

君よ別れの日がきても その笑顔があればいい

いつの日かまた出会おう

生まれ変わったその時に どこかの町で出会えたら

その瞳を目印に


愛する人よ 夢見る人よ

私は歌うこの歌を

飢えたるときも 病めるときも

あなたの望みのままに

さびしい夜には 聴いてくれ

悲しい朝に 聞いておくれ

君はいつも一人じゃないと

せめてものなぐさめに

変わらぬ愛をこの歌に 偽らざる心をこの歌に

あなたへの誓いとして

瞳の奥の月の光

黒髪に絡む星と風

あなたよ愛する人

命みぢかけれど 旅はまだ終わらない

やさしい瞳の君に

魅入られたあの日から

魅入られたあの日から

魅入られたあの日から